この季節になると、妊婦さんから花粉の薬を飲んでも良いかということをとてもよく質問されます。
花粉症のお薬で妊娠中に飲んではいけないものはほとんどありません。特にアレグラやアレジオンなど薬局で購入できるような薬に関しては、安全性が高いものなので、問題ありません。
ただし、耳鼻科や内科の医師の場合、妊婦さんに薬を出すことをためらう方もいらっしゃる可能性があるので、その場合にはかかりつけの産婦人科医に相談してください。
丸山記念病院でも、産科・産婦人科に通っている方には、産婦人科で花粉症のお薬の処方をしています。抗アレルギー薬のほか、「小青竜湯(しょうせいりゅうとう)」という漢方薬を処方するケースも多いです。小青竜湯は、鼻かぜ全般に効果がある漢方薬で、アレルギー性鼻炎の治療にもよく用いられます。眠気の副作用がないのがメリットです。
妊娠中はむくみやすくなるため、少し症状が辛くなる可能性も否定できません。余り我慢せず、辛かったら薬を服用するようにしましょう。
さいたま市の産婦人科 丸山記念病院
〒339-8521 埼玉県さいたま市岩槻区本町2-10-5
一般外来 午前8:30~12:30
毎週水曜日、第一日曜日、祝日は休診
(診療スケジュールはこちらをご確認ください。)