新型コロナウイルスの拡がりが止まらない中、これまでであれば軽い風邪と済ませていたような症状や発熱でも、神経質にならざるをえない状況が続いています。
妊婦さんにとってはなおさらで、ご本人だけではなく、そのご家族も気を付けて生活されていることと思います。
では実際に妊婦さんが発熱した場合は、どのような行動を取ればよいのでしょうか?今回はその点について、少しご紹介したいと思います。
まず最初に必ずかかりつけの産婦人科医の方に相談してください。クリニックによっては、設備面や人員面で新型コロナウイルスに対応できない所も多々あると思いますので、医師からのアドバイスを仰いでください。
丸山病院の場合は、産科にお電話でご連絡いただいた上、来院してください。病院側としてはとにかく正確な情報が欲しいので、ご家族に発熱した人はいるかどうか、もしくは最近濃厚接触に当たるような人で発熱した人があったかなどをなるべく細かく教えてください。もちろん発熱には新型コロナ以外の原因も考えられますので、血液検査、PCR検査、抗原検査などを必要に応じて実施します。
新型コロナウイルスに感染しても、妊娠しているからと言って必ずしも重症化するということはありません。ただし、高血圧・糖尿病など何らかの合併症がある場合はリスクが上がりますので、注意が必要です。
また埼玉県産婦人科医会で実施している無料のオンライン相談も積極的に活用いただければと思います。県内7つの医療機関が相談窓口となっており、火・金は丸山記念病院が担当です。基本的には助産師が対応しますが、必要に応じて医師から連絡させていただきます。
この無料相談窓口は、オンラインですので外出する必要はありませんし、発熱などの症状が無くても、何か不安に思うことや困ったことがあったら、是非利用してみてください。
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