妊娠すると心身に大きく変化が起こり、妊娠前には見られなかったような身体症状も現れます。妊婦さんにとっては、「これは大丈夫なのかな?」と心配になることも多々あるでしょう。
そんな症状の一つに胸がドキドキして不快に感じる「動悸」があります。動悸は妊娠中には普通に起こり得る症状で、動悸が起こったからと言って、悪い病気であったり、赤ちゃんに悪影響が出るということは少ないです。
動悸を感じたり、苦しくなったり、ふらふらするような場合は横になって動かず休みましょう。動悸に限らず、苦しい時、辛いと感じる時には無理をして動かないことが原則です。
可能であればご自身で脈を取ってみてください。脈が飛ぶような人は不整脈の可能性もあります。不整脈は妊娠・出産に対しそこまで大きなリスクではありませんが、丸山記念病院の場合は、きちんと内科・循環器科の先生に診てもらいます。動悸も気になる場合は、きちんと心電図をとるなどの検査を行うこともあります。
もし既往症として不整脈がある場合は、なるべく内科や循環器科がある大きな病院などと連携が取れる形で出産の準備をするのが良いでしょう。