妊娠中に大きな不安の種になるのが様々な「痛み」です。今回は妊娠中に起こりやすい「痛み」について、解説していきたいと思います。
まず妊娠の最初期1~2か月くらいの時には、お腹を針で刺したようなチクチクした痛みが出ることがあります。これは子宮が大きくなる時に、引っ張られることで起こる痛みで、全く問題ありません。
また先日このブログにも書きましたが、妊娠すると便秘になりやすくなります。便秘でも痛みが出ることもあります。便秘の場合はお腹に重苦しい痛みが出ます。ひどくなると腸の狭い空間に便がパンパンになっているようなケースもありますので、便秘は早めに対処しましょう。
入院の必要がある切迫流産のような時には、生理痛のような痛みが出ることが多いです。特に周期的に痛みがくる場合は子宮が収縮している可能性もあるので、病院へ行ってください。
28週以降は、痛みが強くご自身が我慢できないと感じたなら、病院へ行ってください。最初は自分で判断せず、きちんと医師の判断を仰ぐことが大切です。もし何も無かった場合でも、それが今後、通院すべきかどうかのひとつの判断材料の一つになります。
妊娠中の痛みは、どの時期にどういう痛みがあるのかということが重要です。痛みは個人差も大きいので、不安に思ったらきちんと医師の診断を受けるようにしましょう。