妊娠すると、体に循環する血液の量が増えるので、静脈瘤(じょうみゃくりゅう)ができやすくなります。
特に足の血液が戻りにくくなり、足の静脈がボコッと浮き出る下肢静脈瘤は、見た目が良くないこともあり、妊婦さんの悩みのひとつになります。
まず大前提として、妊娠中に下肢静脈瘤になっても血栓を起こしやすいなどの悪影響はありません。出産後に自然に元に戻ることの方が多いです。
弾性ストッキングなどで下肢の圧力をコントロールして、血液の正常な流れをサポートすることで、静脈瘤ができにくくする方法もありますが、体質的にできやすい人にはできてしまうため、なかなか有効な対策は難しいです。
足の血液を上に戻すには、ふくらはぎの筋肉がポンプのような役割をしているので、弾性ストッキングを履いて散歩をするなどして、なるべく足の血流を上に流してあげることを意識すると良いかもしれません。
さいたま市の産婦人科 丸山記念病院
〒339-8521 埼玉県さいたま市岩槻区本町2-10-5
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