母子手帳は妊娠中の検査結果やお子さんの成長記録をつける、お母さんと赤ちゃんの健康についての情報が一元管理できる手帳です。その中でも大切な役割のひとつが予防接種の履歴の記録です。
頻繁に使用するのはお子さんが小学校に入学するくらいまでですが、その後も予防接種を受ける際には、医療機関へ持っていくようにしてください。
例えば、大人になってから風しんの予防接種は受けたかどうかの確認や、お子さんが海外に留学などに行く際には、接種の証明になるので、お子さんが大きくなっても保管しておいた方が良いものです。
医療機関には、カルテを5年間保管しておく義務がありますので、それほど年数が経っていなければ、母子手帳が無くても接種履歴の証明を取り寄せることは可能です。ただ、手続き等の煩雑さを考えると、母子手帳があれば済んでしまうので便利でしょう。
母子手帳が最初に必要になるタイミングは、初回の妊婦健診になります。妊娠が分かったらすぐにもらいに行っても良いですが、流産等の可能性もあるので、妊婦健診の日付が決まったら、もらいに行くというスケジュールが良いのではないでしょうか。
ちなみに当院では8〜10週くらいのタイミングで、次回の妊婦健診までに母子手帳をもらっていただくようお知らせしています。
さいたま市の産婦人科 丸山記念病院
〒339-8521 埼玉県さいたま市岩槻区本町2-10-5
一般外来 午前8:30~12:30
毎週水曜日、第一日曜日、祝日は休診
(診療スケジュールはこちらをご確認ください。)