妊娠中に出血した場合、まずは病院に電話などで連絡してください。
出血している場合、そのまま様子を見ても大丈夫な出血なのか、何らかの処置が必要な出血なのかは、実際に診てみないと分かりません。
そのため病院に連絡した場合は、ほぼ必ず来院するように言われると思います。基本的に病院に行くという心づもりで連絡しましょう。
また入院になる可能性もあるので、入院の準備なども考えておくと良いと思います。
少しの出血は大丈夫なことが多いですが、出血したことによりずっと不安な状態にいること自体が危険です。ストレスで流産もありえるからです。
心配であれば、遠慮なく病院に行ってきちんと診てもらいましょう。何もなかったらそれに越したことはありません。
ちなみに妊娠6週~8週くらいの週数の早い時期に出血がある場合、流産となる場合もあります。
これは母体の問題ではなく、赤ちゃん側の問題(主に染色体異常)で流産することが確定している状態です。
流産の原因の6~7割は、このような染色体異常と言われており、これは防ぐことはできませんし、治療をしても赤ちゃんを助けることはできません。どうしてもダメということも、残念ながらあり得るのです。
仮に流産が確定した状態で、病院に行かなかった場合、お母さんには全く責任は無かったとしても、そのことで自分を責めてしまう方もいます。病院に行き、しっかりと医師から説明を受けた方が、悲しみは消せないとしても、自分の心に折り合いをつけることができやすいのではないでしょうか。
不安なら病院へ行く。妊婦さんには基本この心づもりでいていただきたいと思います。
さいたま市の産婦人科 丸山記念病院
〒339-8521 埼玉県さいたま市岩槻区本町2-10-5
一般外来 午前8:30~12:30
毎週水曜日、第一日曜日、祝日は休診
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