母体と赤ちゃんにとって、安全で安心な出産を行うためには、妊婦健診がとても大切です。
今回は妊婦健診の中で、具体的にどんなことを確認するのをご紹介したいと思います。
まず最も基本的な検査としては「血圧、体重、尿検査」があります。体重が増えすぎたりしていないか、妊娠高血圧症候群の兆候は見られないかなどをチェックします。
また多くの医療機関で行っているのが超音波検査です。超音波でお腹の中を画像で確認することが出来ます。(超音波は絶対ではありません。助産院などでは行っていないところもあるかもしれません。)
そのほか週数や診断の結果によって、お腹のハリを確認したり、赤ちゃんの心音を聞いたり、採血などの検査も行います。
妊婦健診には自治体から助成が出ます。さいたま市の場合は、毎回使える程度の助成(平均で14~15回分)が出ます。助成券という形で支給され、人によっては余ってしまうケースもありますが、あくまで助成券ですので、余ってもお金に換えることはできません。
健診の時間ですが、特に何も問題が無ければ1人10分くらいで済むこともあります。健診に来ていただく頻度についても何もなければ妊娠24週までは1カ月に1回程度です。その後36週まで2週間に1回、36週以降は週1回になります。
しかし、妊娠高血圧症候群の兆候があるとか、赤ちゃんの体重が増えていないなどの問題がある場合は、必要に応じて受診感覚は短くなります。また健診で異常が見つかった場合は、助産師から保健指導を行う場合もあります。
妊婦健診は何か大きな異変が起こる前に、その兆候を早めに見つけ対処するためのものです。特に何もないからと、健診を決しておろそかにしないでください。
さいたま市の産婦人科 丸山記念病院
〒339-8521 埼玉県さいたま市岩槻区本町2-10-5
一般外来 午前8:30~12:30
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