妊娠中の辛い時期に、旦那さんをはじめとして周囲の人に言われた心無い言葉は、一生忘れないというようなことをよく聞きます。
多くの場合、妊娠している大変さに対し、妊娠していない周囲の人の理解の無さが原因です。
例えば旦那さんは優しくしているつもりでも、妊娠している本人にとってはありがたくないといった風に、気持ちがズレてしまいます。旦那さんに何か相談して心無い言葉が返ってきた場合、無知ゆえの言葉なことが多いのです。
それほど妊婦さん本人と周りの意識のズレは大きいと言えます。ゆえにそこを深刻に考えすぎてしまうと、妊婦さん自身のメンタルがもたなくなってしまいます。
その時は流しておいて、しかし決して忘れず、将来のしかるべき時のために、取っておいた方がいいかもしれません(笑)
ともあれ妊婦さんのメンタルにとって一番大切なことは、「決して一人で抱え込まないこと」です。辛くなったら遠慮なく誰かに助けを求めてください。
ただし、必ずしも身内が味方になるとは限りません。旦那さんもそうですが、実のお母さんやお父さんですら、妊娠に対する世代間の考え方の違いなどで、衝突する可能性もありえます。
例えば妊婦健診の時に悩みや困りごとを相談するのも良いと思います。病院の助産師さんや看護師さんは少なくとも敵にはなりません。妊婦さんに無事赤ちゃんを産んでもらうことが仕事であり、妊娠に対する知識を持っているプロフェッショナルだからです。
もし相談してみて考え方や方針が合わないなと思ったら、病院を変えれば良いのです。一度行ったところにずっと行かなければいけないという決まりはありません。
他にもメンタルが厳しいということであれば、行政の保健師さんに相談するのも良いと思います。
「一人で考え込む前にまず相談」。これをしてストレスを溜めないようにしましょう。
さいたま市の産婦人科 丸山記念病院
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