それほど頻度が高いわけではありませんが、妊娠中に体がかゆくなるという症状が出る場合があります。
湿疹が出ないものの全身がかゆくなる「妊娠性掻痒(にんしんせいそうよう)」、湿疹が出てかゆくなる「妊娠性痒疹(にんしんせいようしん)」、さらに蕁麻疹(じんましん)が出るケースもあります。
特徴として、かゆみが強く、かゆみの出る範囲が広いことが多いです。原因がはっきりとしないため、特効薬的なものはありません。治療としては、対症療法となり、ステロイド軟膏を塗ることでかゆみを抑えます。
余りにひどい場合はステロイド内服薬を服用するという選択肢も出てきますが、内服の場合、副作用が大きいため、妊娠中は余りやりません。
人によっては妊娠が終わるまで続くケースもありますので、皮膚科と連携して治療を行っていきます。
さいたま市の産婦人科 丸山記念病院
〒339-8521 埼玉県さいたま市岩槻区本町2-10-5
一般外来 午前8:30~12:30
毎週水曜日、第一日曜日、祝日は休診
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