赤ちゃんが欲しいと思った時に、「基礎体温」というのはとても有効な指標になります。「妊活」の基礎中の基礎と言ってもいいかもしれません。ただ基礎体温については必ずしも正しい情報が認知されているわけでは無く、かなり間違った情報が広まっていたり、間違った知識を正しいと思っているようなケースも少なくありません。
基礎体温は毎日きちんとつけていれば、ちゃんと排卵しているかどうか、そしていつ頃排卵したかが分かります。ただし、リアルタイムで排卵を予測するのは難しいので注意が必要です。
排卵が終わると基礎体温が高くなります。その上がる前に、少し体温が下がる日があります。それがちょうど排卵のタイミングと言われています。そのタイミングに合わせ性交渉を行うのが良いとされています。
基礎体温が上がってしまった時は、既に排卵が終わってから1日以上経過していることが多く、そこで性交渉を持ってもむしろ避妊していることになってしまうのでご注意ください。
平均は28日周期と言われていますが、25日だったり30日を超える場合もあったりと人によってバラつきがあるので、自分の排卵の周期をきちんと知っておくことが大切です。
基礎体温は通常の生活サイクルなら朝起きてすぐに計るのが良いです。正確には寝て起きた後に計るのがよいので、お仕事などで生活のサイクルが昼夜ズレている方は、何時間か寝て起きた後に計るようにしましょう。
基礎体温をつけることを習慣化してしまうのが一番良いので、枕元に体温計を置いておいて朝起きたら計るようにするのがオススメです。
さいたま市の産婦人科 丸山記念病院
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