月経(生理)は女性にとって、身近で大きな生理現象のひとつです。
月経の問題が起こると、QOLに大きく影響してしまいますので、痛みが強い、出血が多くて気になる、月経の時期が不順など、何か困ったことがあったら遠慮なく医療機関に来ていただきたいと思います。
月経は病気ではないからと、痛み止めを飲むのを躊躇する方もいるのですが、痛みで日常生活に影響があるほどなら、痛み止めを上手く利用してください。市販の痛み止めが効かないと思われている方もいるかもしれませんが、今は良い薬が出ていますので、それなりに効果があるものも多いです。
痛み止めは飲んでから効果が出るまで2時間程度かかりますので、痛くなる前に早い段階で飲むのがポイントです。また1回飲んで終わりではなく、1日3~4回程度、お薬が切れないように飲んで問題ありません。痛みを我慢する方が身体にはよほど悪いです。
痛みを限界まで我慢してから痛み止めを飲んでも効かず、救急車で運ばれてきた患者さんも過去にはいましたので、辛いなら痛み止めを飲みましょう。
また他に安全性が確立された治療法として、月経困難症の治療薬であるLEP(レップ)を服用する方法もあります。
医療機関にかかるのは月経中である必要はありません。生理痛がひどくて会社や学校を休まなければいけないほどだったり、家事や育児ができないほど辛い症状が出るなどあったら、医療機関に行って相談してみてください。
さいたま市の産婦人科 丸山記念病院
〒339-8521 埼玉県さいたま市岩槻区本町2-10-5
一般外来 午前8:30~12:30
毎週水曜日、第一日曜日、祝日は休診
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