ここ数年感染者数が増えている梅毒ですが、2022年には10月末時点で、報告数が1万件を超え、過去最多を更新しました。
口や外陰に固いしこりなどができたりリンパ腺が腫れたりする症状が出ますが、一旦症状が潜航することも多く、次は発疹などが出たりと、様々形を変えて症状が出ます。また、梅毒は抗体ができないので、何回も感染します。
妊婦さんが梅毒に感染すると、お腹の赤ちゃんに影響が出る場合があります。これを先天梅毒と言い、赤ちゃんが十分に発育しなかったり、発疹、脳の炎症、髄膜炎、知的障害などが起こる可能性があります。
妊婦さんの感染については、それほど多くは無いものの、妊娠検査時に判明することがあります。妊娠初期に梅毒やクラミジアの検査をしますので、きちんと通院していれば、きちんとスクリーニングされ、ペニシリン系の抗生剤で早期に治療します。
治療を初期にきちんと行えば、お腹の赤ちゃんの健康に問題ない可能性が高いと考えられます。
さいたま市の産婦人科 丸山記念病院
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