妊娠と薬

妊娠中の睡眠

妊娠初期は黄体ホルモンの影響で眠くなります。

それ以降は、特別眠くなるとういうことはあまりありませんが、基本的に眠くなる、よく眠れるということであれば心配はいりません。

体形が変わって腰痛などの痛みが出て眠れないというような場合には、骨盤の傾斜角が変わっているなど、妊娠による根本的な問題なので、整形的な治療もあまり効果は期待できません。半身浴やストレッチで、身体をほぐしたり、負担をやわらげてあげるとよいでしょう。

妊娠中は睡眠薬を使用することはできませんので、気分が落ち着かず眠れないような場合、基本的には、気分を落ち着かせるような効能がある漢方を処方するなどの対策になります。

酸棗仁湯(サンソウニントウ)や抑肝散(ヨクカンサン)などは、眠くなる成分ではなく、気分を落ち着かせる成分が入っており、妊婦さんが飲んでも問題ありません。

さいたま市の産婦人科 丸山記念病院
〒339-8521 埼玉県さいたま市岩槻区本町2-10-5
一般外来 午前8:30~12:30
毎週水曜日、第一日曜日、祝日は休診
(診療スケジュールはこちらをご確認ください。)

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